中山忠彦 [Nakayama Tadahiko]
『真珠の耳飾り』 中山忠彦
中山忠彦の石版画は、独立した一つの作品である。
分厚い石版石をイーゼルに固定し、直接、鉛筆デッサンと同じ要領で描き進めていく。紙と違い、石はすべり易い上に修正がきかない。張りつめたような慎重さと精神力、加えて繊細な描写力が要される仕事だ。この石版画は数回に及ぶ試作を経て完成した、まさに画家の魂が宿る美の結晶である。
体裁
- 画寸: 57.8×46.0cm
- 紙寸: 70.6×57.0cm
- 制作年: 2006年
- 版数: 5版5色
- 用紙: B.F.K
- 版種: リトグラフ
- 工房: 版画工房アルミィ
- 版元: 株式会社ビジョン企画出版社
- 部数: 限定85部
- 価格: 530,000円(税別)
作者紹介 中山忠彦(なかやまただひこ)
中山忠彦は福岡県小倉市生まれの洋画家。日本芸術院会員。9歳で大分県に疎開、1950年15歳で県展に入選、高校卒業後上京後、伊藤清永に入門。1954年日展に入選。
中山忠彦略歴
- 1935年 福岡県小倉市に生まれる
- 1950年 15歳で大分県展に入選
- 1954年 日展入選
- 1996年 日本芸術院賞受賞
- 1988年 日本芸術院会員
中山忠彦
■3000円(税別)
■B5変型判
中山忠彦の本