古谷蒼韻 [Furutani Souin]
作者紹介 古谷蒼韻 (ふるたにそういん)
古谷蒼韻は京都出身の日本の書道家。大正13年3月3日生まれ。村上三島(さんとう)に師事し、早くから独自の作風で存在感を放つ。蒼遼会を主宰。
古谷蒼韻 略歴
- 中野越南、辻本史邑、村上三島に師事
- 1924年 京都府生まれ
- 1944年 京都府師範学校卒業
- 1954年 日展初入選
- 1967年 日展審査員
- 1980年 日展評議員、現代書道二十人展出品
- 1981年 日展内閣総理大臣賞
- 1985年 日本芸術院賞
- 2006年 日本芸術院会員
現在、日展顧問、読売書法会最高顧問、日本書芸院最高顧問、興明会会長、現代書道二十人展メンバー
【作品紹介】古谷蒼韻作品集/古谷蒼韻(著)
早くから独自の作風で存在感を放ち、現代の書壇を率いる古谷蒼韻。
26歳から近作まで、書家としての軌跡・芸術観が一望できる待望の決定版作品集。
代表作を中心に、未公開作品も含む約240点をほぼカラーにて一挙公開。作家自選による、カラー図版214点・モノクロ図版29点を、制作年順に掲載。鑑賞し易さにも配慮した造本。釈文・出品展覧会名・サイズ等の詳細な作品データを完備。
その他、印譜、評論、随筆、年譜などを網羅した充実の内容。
体裁
- B4変型判・2分冊ケース入り
- 総頁:588頁
- 作品数:カラー図版214点、モノクロ図版29点
- 評論:菅原教夫(美術評論家)
- 年譜:西嶋慎一(書道文化研究家)
- 付:随筆、掲載作品目録、写真
書評
古谷蒼韻は自らの書業にさえ緻密な思索をめぐらす書の哲人である。
しかも感性は人一倍鋭く明敏である。
それらは中国や日本の書道史上の古典研究はもとより、近年の新資料の解釈にも生かされて、蒼韻芸術の結実と展開に役立てられている。その一つは、進んで師風脱却の契機とされた、当時は斬新であった西域出土の木簡残紙への憧憬で、50余年を経た今日もその霊気とともになお持続されている。
(上平貢・序文 「古谷蒼韻作品集によせて」より抜粋)
古谷蒼韻作品集
■38,000円(税別)
■B5変型判