今井政之 [Imai Masayuki]
作者紹介 今井政之 (いまいまさゆき)
若くから頭角をあらわし、象嵌彩に代表される独自の陶芸の境地を築き、現代陶芸界に圧倒的な存在感を誇る今井政之。 その初期から近作まで、代表作を中心に181点をオールカラーで掲載。その他、制作風景、著者エッセイ、豪華執筆陣による充実の評論。
泥彩・象嵌彩・窯彩
郷土、広島県竹原の美しい自然に育まれ、京都で洗練された独特の表現力と卓越した技術。日展初入選作から近作まで、他の追随を許さない今井芸術の決定板。平成21年6月17日 社団法人日本図書館協会 選定図書認定。
[ 今井政之 略歴 ]
- 1930年 広島県竹原市出身
- 1952年 京都青陶会創立、楠部彌弌先生に師事
- 1972年 裏千家鵬雲斎御家元より豊山窯の窯銘を受ける
- 1978年 竹原豊山窯(登窯、穴窯)を築窯
- 1993年 京都府文化功労賞受賞、紺綬褒章受章
- 1995年 毎日芸術賞受賞
- 1998年 第54回日本藝術院賞受賞
- 2003年 地域文化功労者表彰、広島県知事表彰、日本藝術院会員就任
- 2008年 京都府文化賞特別功労賞受賞
現在 日本芸術院会員、日展常務理事、京都府美術工芸作家協会会員、京都府文化財団理事、大阪市立美術館運営委員、国際陶芸アカデミー(IAC)会員、ペルー共和国クスコ美術学校客員名誉教授
【作品紹介】今井政之作品集/今井政之(著)
若くから頭角をあらわし、象嵌彩に代表される独自の陶芸の境地を築き、現代陶芸界に圧倒的な存在感を誇る今井政之。その初期から近作まで、代表作を中心に181点をオールカラーで掲載。その他、制作風景、著者エッセイ、豪華執筆陣による充実の評論。
泥彩・象嵌彩・窯彩
郷土、広島県竹原の美しい自然に育まれ、京都で洗練された独特の表現力と卓越した技術。日展初入選作から近作まで、他の追随を許さない今井芸術の決定板。平成21年6月17日 社団法人日本図書館協会 選定図書認定。
体裁
- 判型:B4変型判
- 総頁:276頁
- 序文:乾由明(美術評論家)
- 評論:林屋晴三(陶芸評論家)、金子賢治(東京国立近代美術館工芸課長)
- 付:随筆・年譜・写真・図版総目録
- 出版社: ビジョン企画出版 (2009/05)
- ISBN-10: 4899790287
- ISBN-13: 978-4899790280
- 発売日: 2009/05
書評
・・・今井さんの作品には、一見してこの作家の手に成るものと解るあざやかな個性が刻印されている。
曲面と直線を結合した器形、温かい土の質感、淡いグリーンの苔泥彩、練達の描写力にもとづく植物や虫魚の文様、象嵌や窯変による独自な表現など、どれひとつとっても他の追随を許さないユニークなものばかりである。
しかも驚くべきことに今井さんは、これらの様々な要素を結合して、土と形と装飾が緊密に関連し、共鳴するまことに豊饒な世界をうみ出しているのである。
(美術評論家 乾由明)
今井政之作品集
■38,000円(税別)
■B4変型判